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Item2Vec

Word2Vecをアイテムに適用した推薦埋め込み

Word2Vecが文中の単語の共起から意味を学習するように、Item2Vecはユーザー行動系列におけるアイテムの共起から関係を学習する。

「Aを見た人がBも見た」パターンが繰り返されると、AとBのベクトルが近づく。これは協調フィルタリングの核心シグナルだが、明示的なuser-itemマトリクスなしで動くのが強み。

実装が簡単

gensimのWord2Vecモジュールにアイテム系列を入れるだけ。コード10行でプロトタイプができる。

ただし系列の順序情報を完全には活用できない。順序が重要な推薦(「次に何を見る?」)にはGRU4Recの方が適している。

動作原理

1

ユーザーごとの行動系列を収集(購入、クリック、視聴)

2

系列をWord2Vecの「文」として投入

3

Skip-gram + Negative Samplingで学習

4

学習済みベクトルでコサイン類似度ベースの推薦

メリット

  • 実装が極めて簡単(gensim 10行)
  • コールドスタートアイテムにも部分的に対応可能

デメリット

  • 系列内の順序情報を完全には活用できない
  • ユーザー個人化よりアイテム間類似度が中心

ユースケース

ECサイト「この商品に似た商品」 音楽ストリーミング「似た曲の推薦」

参考資料