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Finderの色タグはAIではなく過去の自分が付けた — xattrの中の「レッド\n6」という文字列

写真の中身を説明するタグはファイルの中にはない。サービスのサーバーにだけある

OneDriveに同期している写真・動画5,500件ほどから「笑っている場面」のようなものを探せるか調べていて、約300件にタグが付いているのを見つけた。iPhoneかOneDriveが付けたAIタグだと思った。

中を見たら、全部自分がFinderで手で付けた色タグだった。ローカルファイルの「タグ」はほとんどが人の付けた色ラベルで、写真の中身を説明するAIタグはファイルの中にはない。 タグがファイルのどこにあるのか、誰が付けたのかの見分け方を書いておく。

タグはファイル本体ではなくxattrにある

xattr(拡張属性)は、ファイルの中身とは別にファイルに付く「名前 = 値」のメモだ。Finderのタグは二か所に跡を残す。

photo.jpg file content (JPEG bytes) IPTC / XMP keywords live here — found: 0 extended attributes (xattr) _kMDItemUserTags ["Red\n6", "Green\n2"] name + color no. FinderInfo old label: 3 bits, one color only service server Photos library DB OneDrive auto tags "what is in the photo" not written into the file color numbers 1 gray · 2 green · 3 purple 4 blue · 5 yellow · 6 red · 7 orange

com.apple.metadata:_kMDItemUserTags に、タグの一覧がbinary plistの配列で入る。タグひとつは "名前\n色番号" という形の文字列だ。日本語のmacOSで付けた赤は "レッド\n6"、韓国語のmacOSで付けた赤は "빨간색\n6" になる。色番号は0なし、1グレー、2グリーン、3パープル、4ブルー、5イエロー、6レッド、7オレンジ。

com.apple.FinderInfo には旧式のラベル色が1バイトのうち3ビットで入る。ここには色がひとつしか入らない。タグを複数付けても、こちらは最後の一色だけだ。

自分で見るならこうする。

xattr -l photo.jpg
xattr -px com.apple.metadata:_kMDItemUserTags photo.jpg | xxd -r -p | plutil -p -

二行目はbinary plistをほどいて配列で見せてくれる。テスト用のファイルにタグを二つ書き込んで実行すると、0 => "Red の次の行に 6" が出た。文字列の中の改行がそのまま出る。mdls -name kMDItemUserTags もあるが、Spotlightが索引しないフォルダ(/tmpなど)では (null) だった。

誰が付けたのかを見分ける

候補 判定 根拠
iPhoneの写真アプリ 違う 人物・シーン認識の結果は写真ライブラリのDBの中にある。書き出したファイルにFinderタグとしては書かない
OneDriveの自動タグ ローカルでは違う タグ名がmacOS標準の色名そのままだった。中身を言うタグはひとつもなかった
Finderで人が そう 色番号付きの形式、そして日韓二つの言語が混ざっていた

決め手は言語だった。ある旅行フォルダは レッド、別のフォルダは 빨간색 だった。言語設定の違う二つの環境で付けたということだ。一枚に色が2〜4個重なっているものも多かった。色ごとに意味を決めて人が選んだ跡だ。付けた記憶が自分になかっただけだ。

実測(2026-09-26)

OneDrive同期フォルダ全体の約14,900件のうち、写真・動画はjpg 4,407 / heic 1,341 / png 1,305 / mov 358 / mp4 60。_kMDItemUserTags があるファイルは約300件で、すべて色タグだった。IPTC/XMPキーワード(kMDItemKeywords)は0件。コメント付きの191件は写真ではなく、Googleが作ったPDFなどだった。

つまり「笑っている写真」のような検索は、ローカルのメタデータではできない。

タグは三種類、住む場所が違う

種類 どこに ファイルを動かすと
Finderの色タグ ファイルのxattr xattrを保つコピーでだけついていく
IPTC / XMPキーワード ファイル本体の中 ファイルと一緒に動く
サービスのAIタグ 写真アプリ・OneDriveのサーバー ついてこない

中身で検索したいなら、色タグに頼らず、ローカルの画像モデルで説明を新しく付ける方向を考えることになる。それは次の実験だ。

まだ確かめていないこと。OneDriveがFinderタグを別のMacまで運ぶのか、mdfind で レッド を探したとき 빨간색 も引っかかるのか。それと、タグを付けた日時はxattrに残らないので、いつ付けたのかは分からない。

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動作フロー

1

Finderでタグを付けると、_kMDItemUserTagsのxattrに「名前\n色番号」の文字列が積まれる

2

FinderInfoには旧式のラベル色がひとつだけ残る

3

`xattr -px … | xxd -r -p | plutil -p -` でほどいて見る

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